防音用の資材と調音用の資材が届きました。具体的には防音は2箇所の窓を埋め、音漏れを防ぐ工事、調音は吸音材を壁に貼り、余計な残響を減らす工事です。
先ずは防音に着手します。使ったのは、ピアリビング様から発売している「窓用ワンタッチ防音ボード」です。
2つの窓をこのワンタッチ防音ボードで塞ぎました。部屋の窓は壁から12cmほど外に出っ張っているので、2×4材を6cm角に切断して窓の大きさに合わせて枠を作り、
この上からワンタッチ防音ボードを取り付けることで壁とツライチで取り付けられました。
窓以外は内壁と外壁の間には2重の断熱材が入っているので、壁自体からの音漏れは昼間から夕方であれば許容できると判断しました。
21時以降の夜間はスピーカーから音を出す作業を行わないので、窓の防音がある程度出来ていれば苦情は来ないだろうと思われます(おじいちゃんなので、夜ふかしは辛いのですw )。
次に、壁に吸音材を貼りました。吸音材といえばウレタンフォームの吸音材がポピュラーですが、見た目があまりよく無いので、探した結果、STYLE DART様から発売している、
「Sotto」を採用しました。
左壁の施工中
このSottoのいいところは、安価でありながら、吸音と拡散のバランスがいいところです。9mm厚のフェルトボードに13mm角の木材がT2-13MBステープルで留められています。
1枚は300mmx800mmです。
木材で拡散しつつ、フェルトボードで吸音する構造になっています。
全体22mm厚でありながら、400Hzから5KHzの吸音率がほぼ1.0で、100Hzから350Hz
までの間も吸音率が0.2から0.5に収まるというかなりの高性能です。20万円以内で部屋の
半分以上の面積を囲うことができるので、シズカパネルよりもコスパがいいです。
今回は、正面からリスニングポイントから少し後ろの位置まで、3面の壁をSottoで
覆いました。
壁3面施工後
※角が未施工になっていますが、後でベーストラップを貼り付けるために空けてあります。
次回は、低音域の吸音を行うベーストラップの施工について書く予定です。お楽しみに。
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